外断熱

フネンダンは一般的な断熱材と何が違うのか

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フネンダンは一般的な断熱材と何が違うのか

 

従来の断熱材との違い

新たな断熱材として注目されているフネンダン。フネンダンは、今までの断熱材と何が違うのでしょうか。今回は、国に認められた不燃断熱材フネンダンと一般的な断熱材の違いについてご説明したいと思います。

フネンダンと一般的な断熱材との違い

工法

一般的な断熱材

建物の内側に施工する内断熱工法を採用

フネンダン

建物の外側に施工する外断熱工法を採用

断熱効果

一般的な断熱材

内断熱の場合、室内の空気を冷やしたり温めたりすることで夏は涼しく、冬は暖かい家にする。ただし、空気には蓄熱性がないため、エアコンなどで室内温度の調整が必要となる。

フネンダン

外断熱の場合、建物ごと外気温から守ることができるため、さらに夏は涼しく、冬は暖かい家になる。室内温度がより保たれ冷暖房費の削減も可能。節電効果は約3割減。

耐久性

一般的な断熱材

室内と建物自体の温度差が大きいため結露が発生しやすく、カビが生えて建物が腐敗するリスクがある。建物の構造を支える骨組みである躯体(くたい)の温度変化による建物の劣化にも繋がりやすい。

フネンダン

室内と建物の温度差が小さく結露が発生しにくいため、カビの繁殖を防ぎ、建物が長持ちしやすい。躯体が室温と同じになるため、温度変化による躯体の劣化も防止することができる。

不燃性

一般的な断熱材

不燃性のあるものとないものとがある。

フネンダン

優れた不燃性
※フネンダンは、国土交通省から不燃認定を受けている断熱材です。

その他

一般的な断熱材

断熱材部分に発生するカビは、アスペルギルスと呼ばれ、発がん性が高く、アレルギーの原因にもなるといわれている。

フネンダン

室内側に施工する内断熱に比べ、居住スペースを広く活用することもできる。

フネンダンの最大の特徴は、優れた不燃性です。また、外断熱工法を採用することにより、断熱材そのものの力を最大限に発揮することも可能になっています。外断熱は内断熱よりも節電効果が期待できるだけでなく、建物の耐久性を高め、家の寿命を延ばすことができるのです。

 

フネンダンの優れた不燃性

フネンダンの優れた不燃性を立証する実験も行いました。

<実験の様子>

燃焼実験の結果

両方とも耐火性のあるモルタルを塗って実験していますが、一般的な断熱材のほうは表面上は変化がないように見えても中の断熱材に熱が伝わり溶けてしまっています。一方のフネンダンは、内側の断熱材にも全く変化がなく、中の断熱材に触れても熱くありません。

 

<燃焼実験の結果>

・一般的な断熱材…表面上の変化はないが、内側の断熱材は溶けている

・フネンダン…表面上の変化もなく、内側の断熱材にも全く変化がない。触れても熱くない。

※1100度の業務用ガスバーナーで1分間燃やし続けた結果です。

※一般的な断熱材は、EPSと呼ばれるビーズ発砲ポリスチレンフォームを使用しています。

 

家を守り、断熱材の効果を最大限に活かす

断熱材は、快適な生活を送るうえで欠かせないものです。優れた断熱材は、季節の温度変化に強い家をつくり、さらには節電効果や、住まいの耐用年数も延ばします。不燃性の高い断熱材を選べば、万が一隣家で火災が発生した場合でも家を守ることができるのです。フネンダンは家を守り、断熱材そのものの効果を最大限に活かします。燃えないということは、安心安全な断熱材である証なのです。

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